1歳の1日前に寝返りをしたことからもわかるように、おさつは体の発達が遅い子で、周りからいろいろそれはそれは言われてきた。まず、10か月検診の時につかまり立ちをしないことについて先生から指摘があり、「1歳でやらなかったら検査したり、しかるべき所で練習することになるよ。股関節とかも調べなきゃね、レントゲンで。。。」とのこと。私はそれまで「まぁ、動くの遅いけれどいいか」みたいな楽天的な考えだったけれど先生の話を聞いて「ん??ちょっと遅すぎるのかな?」と気づいた。


保育園の子たちを見てみると、7か月の子が普通につかまり立ちをしたりで気が付けば児童館に行っても同じ月齢の子でつかまり立ちをしないのはおさつだけ。お母さんたちに「おさっちゃんはほんと動かないねー」と言われ続ける。「まぁ、この子は9か月でやっとずりバイし始めたから..」と言いながらだんだん私も心配になってきて「つかまり立ち 練習」「つかまり立ち 一歳 しない」などとWEBで調べ始める。それとは別におさつは予防接種を受ける病院と、普通に診察する病院、アレルギー関係で受診している病院と3件病院を分けて通っているのですが、それぞれの先生に聞いても答えが全然ちがくって混乱。



予防接種をしてくれるおばあちゃん先生は
「おさっちゃんは天使だから(天使と呼ばれています)全然もんだいなーし!」というまれにみるお花畑っぷりで、


アレルギーの先生は
「お母さんと練習するとか不要!勝手に立つから!ほっとけ!」という豪快な先生で



健診してくれる先生は上記の様に相当問題児として扱われるという結果でした。


おさつは、相当ビビりでしかもあきらめが早いという素敵な性格をしているので、立たそうとするとブチ切れて泣く、机の上に大好物のおせんべいを置いておいたら「あー、そこは無理ですね届きませんよ」という感じであっさり諦める。という残念な結果に。。。これはどうやって仕向けたらよいのか途方に暮れました。


それでも1歳になったらテーブルに手をかけてお尻をちょっと浮かせる。という動作をするようになり、「お?」と思ったのもつかの間、そこからまったく発展せず。。。健診の先生におさつが風邪をひいて診てもらう時に「まだ立たないかぁ。。。血液検査してホルモン異常か調べる?」と遠い目をされる始末。。。ホルモン異常て。。。悲しくなりました。。




ある日、身体的には絶対問題ない!要はやる気の問題だ!!と思いスパルタ方式でおさつと練習しました(無理に立たせているだけですが)そうしたらおさつがわんわん泣いてしまいにはいじけて寝る。という始末に。。泣きながら寝入った娘を見て自分を責め、ああ、どうしてこんなに周りに振り回されて無理やりやらせたのか、私は本当に悪いお母さんだ。私はおさつの芽を摘みとっている。そんなんじゃいけない。別に遅くたっていいじゃないかと泣きました。



2人で寝ていると、湯治から両親がご機嫌に帰ってきて、「ただいま〜!留守番ありがと〜!おみやげ〜」と母がおさつに薄い瓦せんべいを与え始め、私はもう阻止する気力もなく。。。「もうおさつ、君は自由だ。瓦せんべいでもなんでも喰ってくれ、お母さんはもう阻止しない」と思ってぼんやり見ていたら



急におさつが瓦せんべい欲しさにソファーでつかまり立ちをした



今となっては無理にでも少しづつ練習させたほうが良かったのか、それともおさつの体の自然の流れだったのか、新しい味のおやつで練習させるのが一番良い方法だったのか(え?違う?)わかりませんが、なんにせよ良かったです。。。。


今は私や夫の体によじ登ったりして立つことがすごく楽しそうです。よかったねぇ。。。