妊娠中に、色々感じたこと、体や心の変化を記録してみます。





妊娠が判明する前に、母から「顔がきつくなった!」と言われる。(巷では妊娠したら顔がきつくなるという言い伝え?があるそうです)検査薬を試したらあっさり陽性。
まだ、全く大人になりきれていないのでうれしいというよりも、これからくる責任に相当おじけづく。うわぁ!と思う私と反対に、夫は「ありがとね、ありがとね」とすごく喜んでくれたので、そこですごく落ち着いた。で、だんだんうれしさがこみ上げてきた。

会社には安定期になってから言おう。と思ったら、仕事中に出血。大量の出血を見た瞬間、もうだめだと思った。トイレで涙がボロボロ出てきた。すぐ病院に直行。会社の人たちに涙は見せたくなかったので、「大丈夫です」を50回くらい笑いながら言った。まだ心拍が確認できなかった状態なので、赤ちゃんが無事なのかわからなかった。とりあえず一週間待つ。長い一週間。

一週間後、ちっちゃい心臓がピコピコ動いていた。すごくうれしかった。妊娠が発覚してすぐにおばあちゃんが亡くなったので、きっと守ってくれたんだと思った。今でもそう信じている。


妊娠初期〜妊娠中期


その後も出血が続き、会社を1カ月くらい休む。1ヵ月間実家に里帰り。ずっとベッドの上の生活。つわりも始まる。検診が1ヶ月に1回で、出血しても赤ちゃんがどうなってるのかわからない。でもつわりがあるということは、赤ちゃんが中にいることなんだろうと思い、苦しい反面ほっとした。が、祖母が他界し、気持ち悪さとホルモンバランスの崩れとか赤ちゃんの状態とかまぁ、色々あり精神が不安定になりやすくなる。できたこともないニキビもすごく、顔中ぶつぶつになった。夫に暴言連発。あわよくばDV化。母が夫に「耐えてね」と言ってた。夫「わかってます」

お腹にふわふわな産毛が生えた。守ってくれてるんだなぁと可愛く思う。


出血も治まり仕事復帰。
つわりがひどく、時差出勤をすることにした。
どんだけ会社に迷惑かけてんのか、と思う。
が、通勤に1時間半かかり、もちろんずっと混雑、立ちっぱなしなので相当つらかった。妊娠中、何がつらかったか、と聞かれたら「通勤」と答える。途中下車してトイレで吐いていたので、結局2時間くらいいつもかかっていた。新宿駅のトイレで吐く毎日。仕事中は気がまぎれて、精神は安定しているけど、帰宅後どっと疲れが出て、夕飯作り時、足も疲れて、キッチンに立つのもつらかった。夫の顔を見た瞬間暴言連発。「お前はごはん待ってるだけか」等。さらに鬼嫁と化する。でも、出来合いのお弁当やお惣菜ばかりだと、原発のことも含めてお腹の子に悪いかも…という考えがずっとあり、できるだけ頑張る。別に私や夫のために作ってるわけではない。

同僚、後輩、上司は本当にみんな助けてくれて、とても感謝している。この職場じゃなかったらきっともう辞めてたな…。外回りに行った先のお客さんにも「もう、会社に来なくて良いから!こっちが出向くから!」とかも言って下さって、涙がでてきたりした。(もちろんお客様にはそんなことさせないけど)


妊娠中期〜後期


だんだんつわりが治まった反面、お腹はどんどん大きくなる。後輩にお腹をナデナデされる毎日。かわいい(後輩が)仕事中、疲労でお腹が猛烈に張るようになり、毎日謎の腹痛。さらに嘔吐が再発。足もぱんぱんにむくむ。愛猫が他界し、精神悪化。胃炎になる。夕食がぞんざいになり、家事放棄。ずっと落ち着かない状態になっていたので主治医の先生に相談すると「今、仕事やってて何かメリットあるの?休職しなさい」と言われる。



少し休職して、そのままめでたく産休。現在に至る。
タガが外れたようにごろごろする。精神超安定。分担していた家事も全般やるようになり、夫の精神も安定化。私の肌つやも良くなり、よかったよかったとしか言えません。

産休に入ったら、こちらもタガが外れたのかどーんと一気にお腹の子が大きくなった。赤ちゃんもずっと、頑張ってたんだね、と思う。しかし、この子は強いですたぶん。でかくても良いです。無事に産まれてくれれば。



これから出産だけれど、本当にいろんな人に支えられながら妊娠生活を送ってきました。特に夫、親兄弟、そして会社のひとたち。感謝しきれません。わが子にはいろんな人に助けられて生まれてきたんだよ。一人じゃないんだよ、と教えてあげたいです。